《第二週目のざっくり》
百音は山でケガをした小学生の男の子と雷雨に合い、天気の厳しさを知る。
とっさに気象予報士の朝岡に電話し助言を受け危機を切り抜ける。
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今週は百音が気象予報士に自分の夢と希望を見いだす週であった。
物語は、百音(清原果耶)が正式に森林組合に正式雇用され、父・耕治(内野聖陽)が百音を島に連れ戻しにやってくるところから始まる。
内野さん演じる父親は、自分は一番娘のことをわかっていると思い込んでいたり、職場の様子を見に行ったり・・
翌日には妹の未知が学校に遅れないかと、遠くから恥ずかしげもなく大声でさけぶ耕治。
なんともかわいらしい・・。
内野さんは、距離を縮めたいけど自分の感情をうまく伝えられず、もどかしいけれども愛情たっぷりの父親の感情をうまく演じている。
悩み多き役がとてもうまい。
真田丸の徳川家康役や、「きのう何食べた?」の賢治役などがあげられる。
もちろん、大河ドラマ「風林火山」の主役でもあったし、「JIN」の坂本龍馬のようなワイルドな役もできるので実に引き出しのたくさんある俳優さんだなと見ていて感心してしまう。
でも、どちらかといえば、悩み多き役の繊細な表現をする内野さんの方が私は好きだ。
娘たちに対しての愛情フルスロットルな父親、耕治。
微笑ましく、素敵な父親であるが、ここまで愛情フルスロットルだと、なにかあとで変なフラグが立つ気がしてくる。
うむ。心配ではある・・・
深読みしすぎだろうか・・。
それでも。
いきなり島を出るといった百音に対しても、家族も、受け入れたさやかを含めた森林組合の人たちも、みないい人である。
これだけの愛情に恵まれた彼女を素直にうらやましいなぁと感じた。
2週目に入ってから強く感じるのは、夏木マリさん演じるサヤカが、山の精霊に見えてくること。
いつも百音を見守っている。
伊達家の血をひき、神秘的で、登米という場所に根を張り、みんなを見守る目がとてもやさしい。
こんな大人な女性、憧れてしまう。
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「おかえりモネ」は自然のエネルギーを感じるドラマであり、伝えてくれるのが主人公の百音であり気象予報士なのではないかと第二週を見て思った。
目に見えない、日ごろ私たちが恩恵を受けていることさえ忘れている自然。
海と山がつながっていること。
百音が山で耳を澄ませて聞いた風の音が変わる瞬間。
自然は身体で感じるもので、すべてが目に見えなくても巡って何一つその輪からはずれていないのだなと感じた。
自転車の上から空を見上げた百音がとてもとても爽やかで透き通っていて、気持ちがよかった。
今週、一番こころに残ったのはこのときの清原果耶さんの透明感だ。
朝ドラはその作品ごとに色がかなり違うが、今回の「おかえりモネ」は限りなく常に透明色に思えるのは、清原果耶さんあってのことだと思う。
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【今週気になったこと】
・それにしても、西島さんはどうしてああキリッとした職業の役が似合うんだろうか。
弁護士に捜査官・・
今度はビストロの料理長で名探偵という役をするという・・。
カッコよすぎる・・・(≧∇≦)
・ケガをした小学生の男の子を背負う百音ちゃん。
あんな細い身体でだいじょうぶか・・・と、途中から筋が頭に入らなくなってしまった(笑)。
・サヤカさんの家、いいなぁ・・・。
あんなところに住みたいなと思う素敵な家でうらやましくなった。
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と、来週も簡単でも感想を書いていこうと思っている。
よかったらおつきあいのほどを・・。
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