【朝ドラおかえりモネ第一週目感想】霧はきっと晴れる。

おかえりモネ おかえりモネ

おかえりモネが始まった。

宮城県気仙沼の島で育ち、卒業したばかりの永浦百音が気象予報士を目指していくというドラマだ。

朝ドラファンの私。

毎週心にとまったこと、心動いたこと、気がついたことを書いていきたいと思う。

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まずこのドラマ、注目は西島秀俊さんと内野聖陽さんが出演されていることだ。

しかも脚本は安達奈緒子さん・・・・。

つまり「きのう何食べた?」のシロさんケンジ、脚本家さんが集結しているドラマなのだ(≧∇≦)

なんたるっ(≧∇≦)

なんたるぅぅぅ(≧∇≦)

 

「きのう何食べた?」は2019年4月期のドラマでシロさん(西島秀俊)とケンジ (内野聖陽)というゲイカップルがほろ苦くも温かい毎日を生き、日々の美味しそうな料理とともに描かれる物語だ。

私はこのドラマが大好きだ。

男性カップルと言うだけでふとしたことで傷つき、社会と葛藤しながらも人々とのふれあいを大事に、普通に生きることの大切さを教えてくれる。

ちなみに、大人気ゆえ、2020年には元旦放映され、

2021年には映画化されることが発表されている。

↑ ↑ ↑ 超重要。試験に出ますよ。

これもぜぇぇぇったいに、見に行くと決めている(≧∇≦)

 

その3人が参加されているのが「おかえりモネ」だ。

内野さんはヒロインの父親役、西島さんさんはヒロインの上司役。

まだ同じ場面に出ていないが、今後同じ場面に出るかもしれない・・・。

どんな?

どんな場面だろうっっっ(≧∇≦)

宴会の席で西島さんが「これおいしいですね~」と言っただけで

「じゃ、僕も作りますか」

とまるでシロさんのようにエプロンして台所に立っちゃうんじゃないかと思わず妄想しちゃいましたよ、私(笑)。

↑ ↑ ↑ レシピ本も出ています(笑)

ナイーブでもあり、すばらしい笑いも作り出してくださるこのお二人。

どんな演技を披露してくれるのだろうと考えただけで胸が踊る。

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もう一つの楽しみはこのドラマのヒロイン、永浦百音役の清原果耶さん。

まだ19歳であるが様々なドラマに出ている。

透明感があり繊細な演技には定評があり、まっすぐで美しい眼差しはどこかいつも遠く未来を見ているように見える。

今まで暗い役が多かったので等身大の明るい役をしているのを見てホッとしているのは私だけだろうか。

けれどやっぱり何か抱えているのは伏線と張られていて・・・。

何を抱えているのかわらないけれど、舞台は気仙沼。

震災が暗い影を落としていることは間違いない。

これからどうやって乗り越えて、彼女が成長していくのか。

その過程で清原さんの演技がどれだけ見ている者の心動かしてくれるのだろうかと期待大である。

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登場人物で言えば、祖父役の藤竜也さんがうれしい。

お仕事はとても選ばれて参加されていると聞いている。

最近はあまりお見掛けしていなかったが、画面に映るだけでどーんと存在を感じる。

またお目にかかれたのがとてもうれしい。

このおじいちゃん、夏木マリさん演じる姫と知り合いであるという。

夏木さんも明るくて器の大きな不思議なキャラクター。

一本、筋の入ったかっこいい人で、大好きになりそうな予感がする。

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今週、北上川へ移流霧を見に行った場面。

まるで雲の中にいるような幻想的な風景を目にし、地元の海を思い出した百音が静かにつぶやくように話し出すシーンがあった。

「私の地元、気仙沼の海にも冬になると『けあらし』という霧がでるんです。」

「私、その『けあらし』を見るのが好きだったんです。」

それまで隣で移流霧を見ながら、幸せそうに百音の言葉を聞いている浅岡さん(西島さん)。

「でも、あの日・・・。」

百音が一言つぶやいただだけで、西島さんの表情が一変する。

ハッと気がつきヒロインを見つめる。

「私、何もできなかった・・。」

そこから彼女の深い悲しみや辛さを受け取ろうとする西島さんの表情が秀逸でした・・・。

「霧は・・いつか晴れます。」

暖かく、でもきっぱりと百音に朝岡が言う。

「信じてください」とも聞こえるこの一言が。

きっとこのドラマの方向性なのだ。

霧が晴れていく風景とともに百音の心が、どんどん開けていく予感がした。

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セリフとセリフの間、表情だけで魅せる演技が上手な役者さんたちが揃っている。

それが安達さんの脚本の素晴らしさだと感じる。

「きのう何食べた?」がそうであったように・・・。

これが今回の朝ドラ最大の楽しみである。

混沌とした感情を抱えた人ほど、霧が晴れたときまっすぐ未来を見つめられる、そんな予感を感じさせる第一週目だった。

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