私の中高の学生時代は推理小説を読む時間にほとんどが費やされた
お小遣いのほとんどは推理小説を買うために消えたといっても過言
特に探偵が出てくるミステリーにのめり込み、
ちなみに、シャムネコの「恭介」は
ともかく。
そのころの私の頭の中は、映画やドラマも含めて生活すべてを結びつけてしまうほど、ミステリー一色だったのだ。
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ところで。
推理小説には「ノックスの十戒」や「ヴァン・ダインの二十則」
たとえば一番有名なノックスの十戒を上げると以下になる。
ノックスの十戒
1.犯人は物語の始めに登場していなければならない
2.探偵方法に超自然能力を用いてはならない
3.犯行現場に秘密の抜け穴・通路が2つ以上あってはならない
4.未発見の毒薬や、
5.中国人(並外れた身体能力を持つ怪人)
6.探偵は、偶然や第六感によって事件を解決してはならない
7.変装して登場人物を騙す場合を除き、
8.探偵は、
9.“ワトスン役”
10.
『探偵小説十戒』より
上記の通り、探偵は超自然能力を用いてはならないとか、
2019年4月に放映された「あなたの番です」
結局、ドラマの結末はこのルールから大きく逸脱した形となり、真剣に考察をしていた
「ヴァン・ダインの二十則」のルールもノックスの十戒と似ているが、
あえて、
探偵のキャラクターと、
ミステリーの醍醐味は「謎の解明」である。
しかし、へそまがりな私は、謎を解くよりも、
やがて、そのへそまがりな私は、
きっとミステリーファンからは、「邪道だっ」
実は、こうやって告白するのも怖いのだが・・・(汗)
その方法とは・・・。
犯人が誰なのかを書いてある場所を探し出した後、
要するに、先に犯人を知ってしまう、いわゆるネタバレというやつだ。
「えええっ」「そりゃないわ」・・・
という声が聞こえてきそうだ。
書いている私もヘンな汗をかいてしまう。
「謎を解き明かす『推理』」の「す」の字もない。(;’∀’)
実に、身も蓋もない読み方だ。
どうしてこんな読み方になったのかというと。
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せっかちな私は読んでいるうちに、
前述したとおり、謎を解くよりも、
犯人とトリックをなんとなく知って「なるほどっ」
「ふむふむ、Xが犯人か。」
「こうやって事件を起こしたのか。」
「なるほど、○○と△△を使うトリックか。」
そこまでわかると、やっと安心する。
安心すると、ゆっくりと落ち着いて最初から読めるのである。
先ほど分かった、犯人「X」が書かれたいる「行動」
たとえば犯人が「ヒロシ」という男性で、「花の開花時間」と「
すると、ヒロシがどんな動きをして、その花が出てくる場面と、
そうやって読んでいくと、
この描写が結末につながっていくのだと思うと、
けれども問題があった。
長いこと、こんな読み方をしていたので、この方法は私の「
読みたいところだけ先に知り、
よいか悪いかはさておき、
特にビジネス書を読むときにはその癖は顕著に現れた。
開いて、目次をまず読む。
そして、
心に残り、もう一度読みたい、と思った作品は丁寧に読むが、
気が付くと丁寧に読むことをしなくなっていた。
普通のビジネス書だと、30分くらいで読み終わってしまうようになった。
しかし、断じていう。
こんな本の読み方は読書ではない。
ある著者さんがこう書いていた。
「1700円で買える本ですが、
この言葉に私はまず「申し訳ない」とひれ伏してしまう。
今度こそ丁寧に読もう、と思うのだが、読み始めると集中し、完全に「
実にうしろめたい。
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ところが、である。
最近、「早く読むことは良いこと」
検索してみると早く、
試しに読んでみると、
(もちろん、読んだ後のアフターケアや、
なんでも、人間の脳には「網様体賦活系(RAS)」
前述の例でいうと、「ヒロシ」「花の開花時間」「はしご」
だからほかのあまり必要でない情報を取り入れなくても、
読んでいて、とても複雑な気持ちになった。
ずっと恥じていた読み方が推奨されている。
ダメな自分を認めてもらえたような気分と、
ビジネス書を雑に読んでしまう私だが、どんな本でも、
本を手に持つと、丁寧に頭を下げる。
「学ばせてください」
「よろしくお願いします」
と心の中で声をかける。
これは、私が尊敬する方に教わった。
一礼することで、「本から学ぶぞ」という姿勢が脳に伝わること。
著者への感謝を忘れないでいられること。
「学ぶという姿勢」を形に示すだけで、脳は「10」学ぶことを「
自分に合う合わないはあっても、著者の考えから、
だから思ったのだ。
雑に読んでしまうお詫びにせめて、この一礼だけは続けよう。
本からの学びだけはきちんと受け取ろうと。
そしてせっかちでいい加減な私は、
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